伊藤 順康 著
論理療法と言うカウンセリングの方法論があることを初めて知った。
また、実生活に適応できないほど重症のクライエントを治療するのは心理療法と言う。
カウンセリングは、健常者が、悩んだり、落ち込んでゆくような心理状態のときに、現実生活に適応、自己実現してゆくことを援助する事だそうである。
感情(感情的世界)は、物理現象(物理的世界)に直接結びついて、現われるようであるが、論理療法では、間に、受けとり方の世界(現象学的世界)があるという立場を取っている。
受けとり方は、各人において、内的文書記述されるが、この記述が非論理的であることを、クライエントに気付かせる療法である。
講談社現代新書 1011
1990年7月20日 第1刷発行 1994年10月3日第9刷発行
発行所 (株)講談社
ISBN4-06-149011-7
C0211 P650E(2)