武田 邦彦 著
ショッキングなタイトルに、つい読んでしまった。
リサイクルがかえって、環境を悪くしていると言う主張である。
例えば、ペットボトルを原料の石油から作って、1回使って、廃棄すると、原料代7円、廃棄代2円弱で、9円掛かる。
ここで、捨てないで、再利用すると、分別／回収／運搬に26円、再生産に、1円強で、27円掛かる。
つまり、リサイクルすると、3倍のエネルギ使用により、環境負荷が、高くなると言う事である。
リサイクルせず、すべてのゴミを集めて、きちんと焼却し、焼却灰を将来の人工鉱石として溜める事を提唱。
個人的には、ものをゴミとせず長く使う事が、必要と思った。
人類が、このまま行くと、人口の爆発的増加で、環境破壊が進むと共に、一人当りの食料／資源が枯渇して、50年後には、大量の餓死者が出るような状況になると言う予測は、なんとか避けなければならない。
PLAYBOOKS
2000年2月5日 第1刷
発行所 (株)青春出版社
ISBN4-413-01783-8
C0240 \850E