小松 左京 著
宇宙空間に現われたとてつもなく大きな円筒状の物体(それ自体が一つの小宇宙になっている)を舞台に繰り広げられる複数の知的生命体の交わりと円筒状物体が何ものなのかを解き明かす壮大なスケールのSFである。
物語は、何話で完結するのか？まだ始まったばかりである。3,4,5・・・と続くらしい。
虚無回廊1は、主人公となる"私"(人工実存AE)の生立ちと、宇宙空間に現われた物体"SS"への飛び立ち、最初の遭遇までの物語である。
2では、"SS"の中で、幾つかの知的生命体や知的機械体と遭遇、コミュニケートしながら、"SS"について探査を進める。
現実世界からかなり飛躍したストーリー展開で、読み始めは、戸惑った所もあるが、次第に引き込まれてしまった。
オンデマンド版 小松左京全集
平成12年1月31日 オンデマンド版
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