ダニエル・ゴールマン 著
知性、理性の前に、情動がある事を前提として、人をとらえる必要が有ると言う主張である。
知性の高さを計る尺度が、IQである。
情動を如何にうまくコントロールできるかがEQである。
EQが高い人は、より豊かな人生を送る事ができる。
EQは天性のものもあるが、教育・訓練により、高くする事ができる。
世界中で、常識では考えられないような凶悪事件が、起きてきているが、IQや知識を重視する教育・社会のあり方が、遠因になっているのかも知れない。
既に実施されているのかもしれないが、本書に出てくる情動教育のようなアプローチに付いて、日本でも研究されても良いと思う。
土屋 京子 訳
講談社＋α文庫
1998年9月20日 第1刷
発行所 (株)講談社
ISBN4-06-256292-8
C0037 \980E