メアリ・ヒギンズ・クラーク 著
宇佐川 晶子 訳
毎年、このシーズンにクリスマスにちなんだ本を読んでいる。
ことしは、クリスマス・サスペンスと銘をうたれた本書を見つけたので、手に取ってみた。
欧米では、クリスマスシーズンにミステリーを読むのが一つの習わしになっていて、それに合わせて出版されるものが多いそうだ。
本書は、富くじで4000万ドルを当てた夫婦の妻が事件を解決するストーリーである。
事件は、7年前の12月に、生まれたばかりの子供が教会の前に置き去りにされる所から始まる。
その子をめぐるストーリーと同時に遺言書偽造をあばくストーリーが進行する。
クリスマスを目前に事件は、無事解決し、気軽に楽しめる本であった。
新潮文庫
平成11年12月1日 発行
発行所 (株)新潮社
ISBN 4-10-216614-9
C0197 \438E