坂村 健 著
話題になってるユビキタス・コンピュータに関する解説書であり、筆者の次世代のコンピュータ環境の予測を記した本である。
いたる所、あらゆるものにコンピュータが組み込まれ、相互に情報交換しあって、社会活動を支えてくれるようになる。
様々のものが、自身に関する情報などを情報処理できる形で持つ。
例としては、廃棄されるものにも全て情報タグが付き、自体の分別や処理方法を示すことにより、より安全かつ有効な処理や再利用が可能になる。
すべてのものにコンピュータが組み込まれることは難しいと思うが、コストメリットが予想されるものには、コンピュータや情報タグが入っていくのは間違いないと思う。
反乱する情報に対してのフィルターと処理が課題だと思う。
また、従来のネットワークの比にならない情報伝達の経路が発生するので、情報に対する信頼性、セキュリティの確保が不可欠であると感じた。
角川oneテーマ21 C-44
2002年6月10日 初版発行
発行所 (株)角川書店
ISBN 4-04-704088-6
C0295 \667E