佐々木 晶 著
著者は東京大学大学院助教授であり、TVチャンピオンの６代目ラーメン王になった人である。
著者が、食べ歩いて味わい、かつ、学んだラーメンについて記した本である。
食べ歩きと言っても並み大抵の食べ方ではない。
４章にラーメン紀行が書かれている。
たとえば、秋田・山形新幹線一人旅では、日帰りで、ラーメン8杯、焼そば1杯、蕎麦1杯の計10杯を平らげている。
ラーメンは、1杯でもかなりカロリーが高いので、他人事ながら、肥満が心配である。
と言う私自身もラーメンは好きだ。
本書で、紹介されているお店も何軒かは行ったことがある。
有名店は、結構長い行列ができていて何度も食べることはないが、話のネタに、1時間くらい待って食べたお店も、４〜５軒はあったと思う。
ただし、味の好みもあるので、待ち時間に応じた満足感に至らないお店もある。
私は、有名店ではなかったが、小田急町田駅の近くの都南デパートにあったサッポロラーメンの一龍という店が、好きだった。
街の再開発で、都南デパートが取り壊しになったため店は閉店になった様だ。
食べれなくなると余計に食べたくなるのが人情か？
どこか別の場所で、再度開店していてもらえると嬉しいのだが。
光文社新書024
2002年1月20日 初版1刷発行
発行所 (株)光文社
ISBN 4-334-03124-2
C0295 \700E