第48-49週

電脳への提言
各界有識者が語るデジタル社会の行方

大前 研一 他 著

約70人の各界有識者がIT化やインターネットの普及による社会や仕事の変化についての予測や意見を述べたものを記した物である。
ITの専門家、コンピュータを道具として仕事をしている人から実際にはあまりコンピュータとは縁がない人まで、色々な立場の人が意見を述べている。
5年以上前に出版された本であり、インターネットの利用が爆発的に増え始めた頃であったと思う。
社会変化へのインパクトに対する期待も不安も大きかったようである。
この当時全く予想されていないかったこととして、携帯電話によるインターネット利用とADSLなどのブロードバンド化の急速な進展があった。
この当時一部の人にとってのツールであったネットワークコミュニケーションが、あっという間に、多くの人が知らずに使うインフラとなったことが一番大きな変化のような気がする。

1997年4月15日 初版第1刷発行
発行所 株式会社アスキー
ISBN 4-7561-1091-6
C0055 \2500E

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