M. マクルーハン 著
(Marshall McLuhan)
栗原 裕／河本 仲聖 共訳
400ページ弱の本であるが、通勤電車で読むには、難解な本であり、何とか一通り読むだけでも、一月位掛かってしまった。
原著の出版は1964年と言うことで、40年程前に書かれた物であるが、メディア論のルーツとなる作品らしい。
「メディアはメッセージである」と言う有名な考察を行っている。
内容よりも如何なるメディアを用いるかが重要なメッセージになる。
著者は、技術によってもたらされるものすべてをメディアと捉えている。
また、メディアは人間の拡張となり、人間自体を変えるものとなる。
第一部で、メディアの総論を述べ、第二部で、メディアの各論として、26種のメディアについて検討を加えている。
1987年6月30日 第1刷発行
発行所 (株)みすず書房
ISBN4-622-01897-7
C3047 P5974E