國領 二郎、野中 郁次郎、片岡 雅憲 著
3人の著者がそれぞれビジネスモデル、知識創造、情報技術の3つの観点から述べている。
野中は、SEKIモデルや場について、知識創造経営について、述べている。
國領は、ネットワークにおける場で認められる価値とその価値に基づくビジネスモデルについて述べる。
価値は、なんらかの希少価値に基づく。
片岡は、ITの専門家として、場やコミュニティを支えるインターネットのサービスプラットフォームや要素技術について述べる。
ITの用語解説集のような感じだ。
知識創造理論とインターネット技術の間をビジネスモデルを介して関係付けようとする試みだと思う。
人や組織の中での知的活動と道具あるいはインフラとしてのインターネット技術は直接対応するものではないと思うが、インターネット技術はリアルな場にないコミュニティまでにひろめた知識創造活動の支援や知識創造活動を加速する環境を提供するものになるかも知れないと思う。
2003年4月22日 初版第1刷発行
発行所 NTT出版(株)
ISBN 4-7571-2110-5
C0034
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