第28週

テクノ・ナショナリズムの終焉
テクノ・グローバリズムと国際経済統合の深化

シルヴィア・オストリー/リチャード・R・ネルソン 著
新田 光重 訳

アメリカの経済学論文を翻訳したものであり、分かりにくい内容であった。
ハイテクの分野を中心としたアメリカ、ヨーロッパ、日本の国家戦略と企業の動きを歴史的流れを追って調査・分析している。
ハイテク分野産業を国の経済育成のために保護・投資を進めてゆくとその分野の製品を輸出できない海外のハイテク企業がその国の中に、現地生産工場を進出させることが起る。
このような企業は、多国籍化して行くことになる。
国家がハイテク産業によってナショナリズム化進めようとすることによって、逆に、ハイテク産業企業が、多国籍化グローバル化して行くことになったと言う考察である。
また、国家がハイテク技術を囲い込みしようとしても、企業は、グローバル化し、国家間の技術差はあまりなくなっている。

1998年4月20日 初版第1刷発行
発行所 (有)大村書店
ISBN 4-7563-1070-2
C3033
\2300E

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