須崎 一成 著・画
先週に続き「クライシス」シリーズ(?)を読んだ。
本書では、「SEクライシス」で、4コママンガを描いていた著者が本文も書いている。
内容は、SE、プログラマーの職種にこだわらず、ソフトウエア業界の技術者の実態を描いたものであるが、もう少し筆者個人的な面にまで踏み込んだ感じのものである。
ソフトウエア業界での派遣と受託の違いなどを述べている。
また、ファミコン以降のゲームマシーンが流行った時期に出版された本であり、筆者らがゲームにはまっている状況や小さいころからゲームをやって育った人たちへの驚きも描いている。
まだ、インターネットは一般的には、普及していない時期なので、インターネットにつては、述べられていないが、現在であれば、筆者らの日常生活も更に異なっているかも知れない。
ただし、ソフトウエア業界の仕事のやり方や体質は、あまり変化していない感じがした。
平成5年3月16日 第1版第1刷発行
発行所 (株)オーム社
ISBN 4-274-06045-4
C3055
P1300E