G. ミルバーン 著
林 一 訳
ここのところ忙しく、電車に乗るとつい、うとうと寝てしまうという状態であった。
本書は、ページ数も余り無く、また、内容も比較的わかり易く書いてあると思うが、それでも、量子論に馴染みがないためか、後半のコンピューターを実現するためのアプローチについては、余り理解できなかった。
量子論で、光は粒子と波動の2面性を持っていることが解明されている。
光を弱くして行くと粒子の性質が現れる、この量子状態では、量子の状態を０、１のどちらかに規定することができない。
０、１は、ある確率状態で、観測される。つまり、複数の状態が重ねあわされた状態と言える。
量子コンピュータでは、この複数の状態が重ねあわされた状態を利用し、同時に、可能なすべての状態に対する演算結果を得ることができると言うことのようである。
量子コンピュータでは、素因数分解などを高速にこなすことができるそうである。
2003年1月29日 第1刷発行
発行所 (株)岩波書店
ISBN 4-00-005949-1
C0042
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