瀬戸内 寂聴 著
一年のたつのは早いもので、今年最後の一冊になりました。
著者は、もともと作家であるが、51才で、出家をし、二足？のわらじを履いている。
この本は、十年位前に書かれた本であるが、筆者は、現在も元気に活躍している。（たぶん80才位だと思う。）
この当時は、作家の他、京都嵯峨野寂庵の庵主、岩手県の天台寺の住職、敦賀の女子短大の学長として、忙しい生活を送っていることが書かれている。
このような忙しい生活を送っているのが、逆に元気の源かもしれない。
本の内容は、筆者が、日頃感じたことを36話にまとめたものである。
仏教の教えからの話もあるが、魅力ある人、人生について、あるいは、筆者が、色々興味を引かれているものなどについて、述べている。
1992年6月10日 初版第1刷発行
発行所 小学館
ISBN 4-09-840035-9
C0095
P1100E