マイケル ポランニー 著
高橋 勇夫 訳
原書は1966年に記された。
筆者はもともとは物理化学者であるが、科学が如何に生み出され進歩して行くのか（知の更新）ということを突き詰めて行くなかでの至った結論を述べる。
知識創造や暗黙知と言う言葉が近年使われることがあるが、最初に暗黙知に付いて、論じたのが筆者と聞く。
暗黙知は、言語化されていない、さらに、本人が意識していない知識である。
（条件反射や意識に上らないレベルでの行動も含んでいるような気がした。）
このような暗黙知が、知や生の更新をもたらすメカニズムの源泉となっていると分析している。
2003年12月10日 第一刷発行
発行所 (株)筑摩書房
ISBN4-480-08816-4
C0110 \900E