P. F. ドラッカー 著
上田 惇生 訳
起りつつある社会の変化をのべた本である。
世界に先行して、日本で、出版されるとのこともあってか、日本の経済や官僚などについても触れる。
内容は、経営に関わることも多いが、社会全般のことも含み、多様な視点から記されている。
本の構成としては、全体を通して、一つの論を述べる形ではなく、ネクストソサエティに関連する複数の論文やインタビューを集約したものである。
ネクストソサエティは、知識社会であり、知識が中核の資源、知識労働者が、中核の働き手となる。
知識社会では、これまでのような階層社会ではなく、個の関係から成り立ち、個としての競争が起る。
その他、ITリテラシーにかわる情報リテラシーが必要になること、NPOがコミュニティとして、機能するなど、述べる。
2002年5月23日 第1刷発行
発行所 ダイヤモンド社
ISBN4-478-19045-3
C0036 \2200E