暉峻 淑子（てるおかいつこ） 著
12月になり、クリスマスシーズンが近付いてきたので、例年と同じように、関連本を取りあげて見た。
筆者は、絵本「サンタクロースっているんでしょうか？」の作者である。
本書は、この絵本のできるまでの経緯や本に込めた思い、クリスマスにまつわる思い出、本好きだった二人の子供と絵本のこと、サンタクロースの由来などについて記している。
サンタクロースは、おとうさんおかあさんや親切なおとなの中に今でもいる。
サンタクロースのプレゼントと日本で行われている見返りを期待する贈答（贈収賄）とは本質的に違うこと、難民救済NPO等にこのサンタクロースの精神が生きていることなどを述べている。
本当に、豊かな生活とは何かを問うた絵本だったと述べている。
グーテンベルグの森
2003年11月27日 第1刷発行
発行所 (株)岩波書店
ISBN4-00-026984-4
C0336 \1800E