キルスティ・マキネン 著
荒牧 和子 訳
フィンランドの伝承神話をもとに物語としてまとめたものだそうである。
元となった「カレワラ」は大変長篇な叙情詩である。
本書は、物語として、読みやすくなているのだと思うが、神話であり、関係が良く分らなかったり、荒唐無稽な所もある。
カレワラの3人の勇者、ポホヨラの女主人などが主な登場人物である。
それぞれ、魔術者でもあり、色々なものを生み出したり、サンポという宝物巡っての闘い、結婚、死からの蘇り等、様々な物語が含まれている。
森と湖の国フィンランドらしく水にまつわる話が多い気がする。また、ポホヨラは、北の国で、寒く暗いと言っている。
2005年5月15日 初版発行
発行元 春風社
ISBN4-86110-034-8
C0097 \1800E