鳥居 壮行 著
情報セキュリティの入門書的本である。
本編120ページ強で、情報セキュリティとして、考慮すべきことの全体像の概要を述べたものである。
また、付録として、各省庁が出しているガイドラインの主なものを掲載している。
情報セキュリティと情報システムの使い易さは、トレードオフの関係にあると思う。
情報システムに関する事故や攻撃に対するリスク分析を行い、セキュリティ対策を実施する必要がある。
本書では、実際のセキュリティ事故の例と情報セキュリティの実施、実現の為の手順が述べられている。
セキュリティの実現にあたり、情報セキュリティの実施部門（情報システム部等）と、独立して、監査する部門を置くことが重要としている。
監査は、社外の専門家に依頼することもあり得るとしている。
平成10年4月10日 第1版第1刷発行
平成12年8月20日 第1版第3刷発行
発行所 (株)オーム社
ISBN4-274-07859-0
C3000 \2200E