ネイチャー・ジャパン編
早いもので、今年も後、一日、最後の本です。
本書は、科学誌「nature」の関連のWebサイト(http://bionews.naturejpn.com)のページ「バイオニュース」の科学コラムから選んだものをまとめたものだそうだ。
人体、性、遺伝進化、その他の生物学的最先端研究の発表論文を題材に、一般の人に、理解しやすくコメントしたり、別の見方もあるという指摘をしたりした内容である。
初級篇ではあるが、生物学や遺伝などの知識が余り無い読者にはやや読みづらかった。
また、まだ、あまり認知されていない（常識となっていない）内容のものなので、素人目には、少し怪し気な感じのする所もあった。
耳あかの種類（湿っているか乾いているか）で、乳ガンの危険性が分る・・・。
本書に出ているような最先端の研究成果も数年すれば、学会の定説となって来るのかも知れない。
そのようになることを期待したい。
それでは、Happy New Year!!
2001年9月30日 初刷発行
発行所 (株)徳間書店
ISBN4-19-861414-8
C0040 \1000E