遠藤 功 著
見える化は、経営思想であると述べる。
見える化は、「問題を見えるようにする」ことから名付けられたそうである。
人間は、視覚をトリガーとして、行動を起こす。問題が明らかになれば、誰かに言われなくとも必要なアクションを行う。
しかし、見えているようで、見えていないこともある。見える化は、単に、見る化ではダメで、見たくなくても目にとびこんでくるような状態を作ることが必要であるとしている。
トヨタの「アンドン」の仕組みが良い例だそうだ。
見える化には、以下の５つのカテゴリーがある。「問題の見える化」「状況の見える化」「顧客の見える化」「知恵の見える化」「経営の見える化」である。
本書では、このような見える化の具体的事例を３４紹介している。
2005年10月20日 第1刷発行
2008年2月4日 第17刷発行
発行所 東洋経済新報社
ISBN978-4-492-53201-0
C3034 \1600E