レイ・カーツワイル＋徳田英幸 著
NHKの「未来への提言」と言う番組のインタビューを本にしたものだ。
レイ・カーツワイルは、発明家で、スキャナー、音声朗読器、シンセサイザーなどを発明した人だ。
また、未来学者として、未来を予測し、多くの予測を適中させているそうである。
テクノロジーの進化は、加速する。そして、全てのテクノロジーが情報テクノロジー化して行くと述べる。
21世紀には、3つのテクノロジーが、急成長し、融合すると言う。
それは、遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学である。
遺伝子の機能が解明され、遺伝子を再プログラムすることが可能になる。
疾病、肥満、加齢なども抑制可能になり、寿命が延びると言う。
ナノテクノロジーは、原子レベルの単位で物質を扱う技術である。
この技術により、エネルギーやさまざまな生産物を作ることができるようになると述べる。
ロボット工学においては、人工知能が重要であり、人間に迫る。
そして、ナノテクノロジーとロボット工学が融合し、ナノレベルのロボットが体内を駆け巡り、医療に活用されると言う。
2007年5月25日 第1刷発行
発行所 日本放送出版協会
ISBN978-4-14-081217-4
C0300 \950E