林 信行 著
一時期低迷していたアップルが、iMac, iPodによって、復活している。
特に、iPod以降は、業界をリーディングする企業となっている。
本書では、アップルの歴史と復活を実現した戦略を述べている。
アップルは、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアックの二人により創業されたが、その後のアップルの浮沈には、ジョブズが大きく影響している。
ジョブズが、アップルから追放されたあと、普通のコンピュータメーカーのようになり、経営が低迷する。
アップルを追われたジョブズは、ネクスト社を起こすが、アップルが低迷に陥った際に、アップルのネクスト社買収によって、復帰する。
その後、ジョブズの非情なくらいの選択と集中によるパソコンシリーズの確立、iPod＋iTunesミュージックストア事業の成功、さらに、iPhoneによる携帯ビジネスへの参入と奇跡的な成長を遂げている。
ジョブズの徹底した戦略がことごとく成功しているようだ。
市場の製品の改善と言うより、本当に使いたいものの提供、これまでの価値観をかえるようなコンセプトを構築している。
青春新書
2008年3月15日 第1刷発行
発行所 (株)青春出版社
ISBN978-4-413-04195-9
C0295 \730E