市川 惇信 著
やや難解な内容であった。
著者は、アメリカの優れた研究機関などを調査した結果などに基づき、優れた研究成果を出すための研究組織の要件、有るべき姿を述べている。
調査した研究機関の管理運用方針として、以下の特徴が有る。
1. 広い領域での優秀な研究者を採用
2. 異なる背景の研究者を集める
3. 研究者に明確なビジョンを与える
4. 研究者に自由に発想させる
5. 研究者に自由に発想させる相互に刺激しあうよい雰囲気を維持する
研究には、ブレークスルー型とインクリメンタル型が有る。日本は、インクリメンタル型研究で成果を出してきたが、今後は、ブレークスルー型研究をできるようにして行く必要があると述べる。
ブレークスルーができる研究者の育成を行うためには、組織・評価も変えて行く必要がある。
テクノライフ選書
平成8年3月30日 第1版第1刷発行
平成12年2月20日 第1版第3刷発行
発行所 (株)オーム社
ISBN4-274-02316-8
C0040 \1400E