笹本 稜平 著
ミステリー小説である。
事故死した兄には、3日前に入籍した妻があり、さらに、兄に多額の保険金が掛けられていて、保険金を父が受取っていたことを主人公は弁護士から知らされる。
父と兄は、不仲であり、兄が保険金の受取り人を父にするはずはない。
これまで、事故と思っていた物が、急に故意ではなかったかと言う疑念が湧いて来る。
そう考えると、母の事故死も疑われる。
しかも、兄と思われる人物からの電子メールが届いたり、ふるさとの山中に、身元の分からない人物が隠っていると言う情報も出て来る。
父が犯罪に関わっているのか、兄は本当に死んでいるのか、意外な結末に進む。
2007年12月5日 第1刷発行
発行所 (株)幻冬舎
ISBN978-4-344-01435-0
C0093 \1600E