西田 宗千佳 著
最近、インターネットの世界で、クラウド（雲）・コンピューティングと言う概念が広まっている。
最初に、クラウドと言う表現が使われたのは、2006年8月の「サーチエンジン戦略会議」でのグーグルのCEOのエリック・シュミットの発言とのことである。
クラウドの特徴は、４つあると述べられている。
1. サービス化：処理がインターネットの向うにあるサーバーで処理される
2. ボーダーレス化：サービスへのアクセスが、web経由になり、PC、携帯、TVなど関係なくなる
3. 分散：データがどこにあるか関係なくなる
4. 集約：サーバーと端末等それぞれ固有の要素が集約される
クラウドは、これまで言われてきたネットワークコンピューティングやSaaSと言った概念と基本的は変わらない気がするが、ネットワーク上のサービスの種類、処理スピード、保存容量などが、実際のビジネスに使えるレベルになってきたために一躍注目される様になてきたと思う。
今後、サービスやソフト提供業者のビジネスモデルに大きく影響すると思う。
朝日新書154
2009年1月30日 第1刷発行
発行所 朝日新聞出版
ISBN978-4-02-273254-5
C0200 \740E