第19-20週

ぼくと1ルピーの神様

ヴィカス・スワラップ 著
子安 亜弥 訳

アカデミー賞作品賞等を受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネラ」の原作とのことである。
映画の予告編をみた感じでは、原作と登場人物・ストーリーは少し異なっている様だ。
スラム街で、ウエーターをやっている少年がテレビのクイズ番組で、12問の問題に全て答え、十億ルピーの賞金を勝ち取る。
誰もが無学の少年が、12問全てに答えれるはずがない、何らかの不正があったのだろうと、少年は逮捕され、取り調べを受ける。
少年は、孤児で、幾つものつらい経験をしている。偶然、経験してきたことが、クイズの問題になっていた。
一問ごとに、問題を答えることができた経験を語るストーリーになっている。
また、最後に、クイズ番組に出た理由が、賞金が目当てではなかったことが述べられる。
それもストーリーをおもしろくしていると思う。

2009年2月19日 第1刷 発行
2009年3月13日 第3刷 発行
発行所 (株)ランダムハウス講談社
ISBN978-4-270-10277-0
C0197 \800E

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