カレル・チャペック 著
飯島 周 訳
チャペックはチェコの文筆家である。
「ロボット」と言う新語を世に広めた人だ。
本書は、筆者が、デンマーク、スエーデン、ノルウエーの北欧3ヶ国を旅した時の記録である。
内容的には、ノルウエーが多くを占める。ノルウエーでは、船で、北極圏まで北上し、鉄道で、南下して来たのだろう。
北欧特有の自然、例えば、多くの湖、フィヨルド、森林、白夜など、独特の表現で記されている。
筆者の主観で、強調して記されているのだろうか、文章としては少し分かりにくいところもあったが、文章の間には、多くのスケッチ画も挿入されていて、これを見るのも楽しい。
筆者は、これらの自然に感銘を受け、楽しんでいるようだ。
ちくま文庫
2009年1月10日 第1刷 発行
発行所 (株)筑摩書房
ISBN978-4-480-42498-3
C0198 \780E