高田 宏 著
子供に関する15編の考察・エッセイを記したものである。
筆者も書いているが、大人の誰でもが、かつては子供であったが、子供のころの記憶や気持ちをあまり記憶に残していないのではないか？
筆者は、自分の中にある内なる子供を呼び起こすことをめざして本書を書いたそうだ。
子供の頃は、ただ走り回るだけでも楽しかったり、一つのことを飽きることなく続けたり、したことを思い出す。
今から思うとなぜ、そんなことが面白かったのかと思うこともある。
本書では、その他に、ストリートチルドレンや捨て子の問題、自然や動物との関係、幼と老の関係などについても、論を進めている。
平凡社ライブラリー 280
1999年2月15日 初版第1刷発行
発行所 (株)平凡社
ISBN4-582-76280-8
C0345 \1000E