バーナード・リーチ 著
柳 宗悦 訳
水尾 比呂志 補訳
柳や濱田庄司等民芸運動を起こした芸術家と親交のあった著者が昭和28年に来日し、日本各地の名所や窯場を巡ったり、講演を行ったりした際の記録を多くのスケッチなどと共に、日記として残した。
その日記は、最初英国で、出版され、その後、補足・改訂して、毎日新聞から出版されたとのことだ。
リーチは、何度か日本に来ているようだが、この日記が記された時は、66歳になっていたが、日本全国で、陶芸作品を作ったり、色々な人とあったり、1年半以上の期間にわたり、精力的に活動をしている。
リーチは、日本に昔からある陶芸等の良さを見い出すとともに、それが失われ、安易に海外の作品の模倣等が行われていることに嘆いている。
本書には、スケッチも多く、当時の日本の窯場等の様子が良く記録されていると思う。
講談社学術文庫1569
2002年10月10日 第1刷発行
2003年12月19日 第4刷発行
発行所 (株)講談社
ISBN4-06-159569-5
C0170 \1150E (0)