高橋 大輔 著
ロビンソン・クルーソーには、実在のモデルとなった人がいるそうだ。
イギリスの私掠船団の船員で、スコットランド出身のアレクサンダー・セルカークと言う人だそうだ。
セルカークは、船長とのいさかいから、チリ沖太平洋のファン・フェルナンデス諸島の一つの島に置き去りにされ、4年4ヶ月ほど、ひとりで生き延び、1709年2月に発見された。
本書は、セルカークの実像や置き去りにされた島などを調査した筆者の冒険の記録である。
さまざまな文献を探し、スコットランド国立博物館他を調査して回ったり、ロビンソン・クルーソー島に渡り、1ヶ月間近く、セルカークの暮らした家を探検したりと、数年にわたり、セルカークの足跡をたどる。
そして、最後に、セルカークが、暮らしたのではないかと思われる家の後を見つける。
た-70-1
平成14年7月1日 発行
発行所 (株)新潮社
ISBN4-10-124331-X
C0193 \514E