万城目 学 著
京都の4方位にある大学の各メンバーが、永年に亘って、やって来たある活動が、ホルモーである。
大学サークルの新入生募集で、誘われた主人公らが、ホルモーが何なのかは、明らかにされないまま、ホルモーのメンバーにされて行く。
ホルモー以外は、恋や友情などに絡めた青春ストーリーであるが、主人公たちは、ホルモーの練習を積み、ホルモーを先輩たちから引き継いで行く。
最初、見えなかったものたちが、ある儀式のあとからは、新入生にも見えるようになって来る。
普通の人には、見えないものが、物語の重要な登場者になっている。
見えないからといって、全く否定できるものではないが、奇想天蓋なストーリーである。
筆者独特の物語と思う。
2006年4月20日 第一刷発行
発行所 (株)産業編集センター
ISBN4-916199-82-0
C0093 \1200E