柏葉 幸子 作
山本 容子 画
小さい頃に町を離れてしまい一人で暮らしている主人公に、町の福祉課から、顔も覚えていないおばさんが容態が悪くなり見舞いにきて欲しいと連絡が入る。
町にもどり、おばさんの看病をしながら、小さな古い図書館の司書として働き出した主人公に、突然、絵本の中の主人公達が、現れて、絵本を読んでいた子ども達のその後、人生のつづきを知りたい、知らないと絵本に戻れないと言う。
絵本の主人公と子ども達を探し出す。
つづきを探すなかで、自分の親や子どもの頃などにもたどり着く。
新しい自分が見えてきて、再出発するファンタジーである。
2010年1月14日 第1刷発行
発行所 (株)講談社
ISBN978-4-06-216010-0
C8093 \1500E