有川 浩 著
図書館戦争シリーズ(2)の中で、難聴の少女に、ある本を紹介したことで、図書隊員の小牧が、人権侵害として、査問される。
その本が、本書である。
途中失聴者の女性と同じ本を読んで、その本のことについて語り合いたいと思っていた青年が、女性の、本を主題にしたブログを介して、知り合う。
当初、青年は、女性が、失聴者と知らずに、メールでは、吟味したことばを使い、意気投合する。
しかし、実際に会って見ると、なぜか話がすれ違い、お互いにいらつく。
本書は、筆者が、図書館戦争シリーズと連動して、作成した恋愛小説だ。
出版社も異なるが、協同して、製作されたということだ。
図書館戦争の表紙カバーにも、本書の絵が描かれている。
新潮文庫
平成21年7月1日 発行
平成23年6月30日 10刷
発行所 (株)新潮社
ISBN978-4-10-127631-1
C0193 \400E