編集長 河畠 大四
編集キャップ 今田 俊
前号は、「朝日ジャーナル」の復刊と言うことが一つのキーワードになっていたが、本号は、3/11の東日本大震災でもたらされた原発事故（原発災害）に関しての論文や意見が素直・強いトーンで述べられている。
阪神淡路の大震災が起きる少し前から地震の活動期に入っていること、また、大震災のあと「原発震災」と言う論考が行われていたと言うことである。
地震に伴なう原発の危険性を多くの人が検討、発表していたと言うことにも驚いた。
このように多くの人が、訴えていた原発の課題を日本が放置していたと言うことは、今度の福島第一原発事故が、やはり、人災的側面が強いことになる。
原発による発電が無くとも電力が足りると言う見積もりを聞くと原発をすべて止めることが、現時点での最良の判断では無いだろうか？
少なくとも南海地震の発生が遠からず起きる予想が行われているので、浜岡原発を動かすのは、危険と思う。
2011年6月5日 発行
発行所 朝日新聞出版
雑誌20089-6/5
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