関野 吉晴 著
南米ペルーの山奥の小さな村、ケロの生活の様子を写真と文で紹介する。
ケロは、600人くらいの村だ。
人々は、標高1500m位の所、3300m位の所、4600mの所にそれぞれ家をもって生活しているそうだ。
山の上の方で家畜を飼い、3000m付近で、ジャガイモを育てている、そして下の方で、とうもろこしを育てている。
標高の高いところでは、寒さが厳しいので、小さな家に住み、3000m付近では、大きな家に多くの人が集まって生活している。
厳しい自然の中で、人々は、赤ちゃんから年寄りまで力を合わせて、自然を相手に逞しく生活している。
日本で言えば幼稚園生くらいの時から、家畜を追ったり、仕事の手伝いをしながら生きている。
学校は、小学校1生の1クラスだけだそうだ。
キリスト教と自然の神様の両方を信じて生きている。
今後、村びとの生活は変わるのかも知れないが、自然をコントロールして行こうとする科学文明と自然と協調して行く生活の対比を見た様だ。
2012年10月31日 第1刷発行
発行所 (株)ほるぷ出版
ISBN 978-4-593-58678-3
C8072 1800E