関野 吉晴 監修・写真
前田 次郎 文
著者の関野は、アフリカで生まれた人類がアメリカまで広がった道を南米最南端から逆ルートでたどった旅「グレートジャーニー」を達成した冒険家であり、医師である。
関野が、武蔵野美大教授となって、学生たちと新たなグレートジャーニーである「海上ルート」の船旅に挑んだ。
今度の旅は、すべて人手で作った舟で挑んだ。
本書は、その舟を作った過程を綴った写真集であり、文はその冒険に参加した学生が書いた。
舟を作るために、まず、工具を作るところから始めた。
斧などの工具を作るのに、砂鉄を集め、鋼をつくる所から始めるところがすごい。
作った工具で、インドネシアのスラウェシ島で、巨木から舟をくりぬいたり、板を作ったりして、舟を作る。
また、縄や帆なども自然の素材から人手で作る。
旅は、スラウェシ島から石垣島までの船旅で、2年位掛かったようだ。
2013年2月28日 発行
発行所 (株)徳間書店
ISBN978-4-19-863564-0
C8740 \1600E