第52週

20歳のときに知っておきたかったこと
スタンフォード大学 集中講義

ティナ・シーリグ 著
高遠 裕子 訳

著者は、スタンフォード大で、起業家育成コースを担当しているそうだ。
本書の内容は、自分が人生を振り返ってみて、20歳のときに知っていれば人生がより良いものになっていたのではないかと思う事を自分の息子に伝えようと記していたものをもとにしたそうだ。
記されているメッセージは、若者だけではなく新しいものにチャレンジしようとする時に参考になるものだ。
自分の殻を破ろう
みんなの悩みをチャンスに変えろ
ルールは破られるためにある、など10章に分けて記されている。
経験した実例とともに書かれているので、説得力がある。
起業を目指す人ではなくても、一人の人間として生きてゆく上でも参考になる言葉もあると思う。
ただ、断片的なメッセージがたくさん書かれている感じがして、消化不良感が残った。
メッセージを吸収できるには、それなりの経験や下地がないと机上の話になってしまうのかもしれない。

2010年3月25日 初版
2010年5月10日 初版第8刷発行
発行所 (株)阪急コミュニケーションズ
ISBN978-4-484-10101-9
C0030 \1400E

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