越谷 オサム 著
主人公は、高校二年生で、部員でもないのに文芸部に入り浸っている太った「ブーちゃん」こと陸と部員一名の文芸部部長の「ハカセ」こと博士である。
新学期に、なぜか可愛い女子新入生が入ってきた。
文学少女らしからぬ彼女が入部したのには何か秘密がありそうだ。
ハカセは、新入生の事が気になって仕方が無い。
陸は、愛用の空色USBメモリに日々のできごとをおもしろおかしく日記風に綴っている。
新入生の少女が男子バスケ部のかっこいい男子とファストフード店にいるのをハカセと陸が目撃する。
そんな中、少女の靴が無くなり、脅迫風の文書が部室に投げ込まれる。
さらに、陸のUSBメモリが無くなると言う事件が起き、少女を文芸部から追い出さないとUSBの内容を公開すると脅迫メールが届く。
少女の友達も加わり、これらの事件を解決しようと力を合わせる。
ミステリー風青春小説である。
2012年6月27日 初版
発行所 (株)東京創元社
ISBN978-4-488-40912-8
C0193 \640E