アーサー・ビナード 著
著者は米国ミシガン州出身だそうだが、大学卒業後、来日して日本語での詩作を始めたそうだ。
本書は、新聞や雑誌に掲載されたエッセイを本にまとめたものだ。
亜米利加にも負けずと言うタイトルだが、母国のアメリカ人としての感性に流されず、日本語にかかわろうと言う筆者の気持ちを表現しているのではないかと思った。
本書を読んで、筆者は日本人以上に、日本語の表現、ことばの世界が広いことを感じた。
筆者は、日本やアメリアのできごとに関しても結構厳しい、批評的内容の記述をしているが、これは、本人も述べているが、日本、アメリカどちらにもに愛情を持っているところから来ているのだと思う。
2011年1月25日 第一刷発行
発行所 日本経済新聞社
ISBN978-4-532-16775-2
C0095 \1700E