芦原 すなお 著
六編の短編ミステリーから構成される。
どの作品も3人が登場する。あまり売れていない作家の主人公と料理が上手な妻、そして、未解決事件を持ち込むアメリカ帰りの警部である。
警部は、妻の美味しい料理とお酒に惹かれてやって来る。
しかし、実は、料理とお酒だけでなく、妻の推理力も頼りにやってくる。
妻は、血なまぐさいような話は、苦手だが、警部の話から、事件の糸口をつかむ。
そして、主人公と警部が調査を進め、事件を解決する。
主人公と警部の漫才のような掛け合いが、ストーリーをコミカルにしているが、事件のミステリーは本格的だ。
2007年1月26日 初版発行
発行所 (株)東京創元社
ISBN978-4-488-43005-4
C0193 \552E