第21-22週

浅田次郎と歩く中山道
--『一路』の舞台をたずねて

浅田 次郎 著

筆者の作品『一路』は、西美濃にある蒔坂家の参勤交代の道中を描く物語である。
道中を差配するのは、19歳のお供頭の小野寺一路である。
本来は、一路の父が、お供頭であったが、不慮の火災で、亡くなり、一路が務めることになった。
一路は、全く、参勤交代の経験がなく、どう差配すれば良いか分からない。
しかし、亡くなった父が、昔のしきたりに従った、参勤行列の行い方を記録として残していた。
色々なお供とともに、中山道を江戸まで昇る一路の参勤行列の旅は始まる。
一方、蒔坂家では、殿の御後見役が、御家乗っ取りを狙い、道中で、色々仕掛けてくる。
果たして、参勤行列は無事江戸まで到着できるのだろか?
本書は、一路の舞台となった中山道の主な宿場を紹介した本である。

2015年7月25日 初版発行
発行所 中央公論新社
ISBN978-4-12-206138-5
C1195 \640E

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