きたむら えり さく・え
干支の亥年にちなんで、イノシシの絵本を読んでみた。
イノシシのアレハンドロのうちは、みんなおしゃべりで、にぎやかであるが、アレハンドロはなにも話さないおとなしい子である。
なにも話さないのを心配して、両親は、アレハンドロを遠くの丘まで旅に出す。
アレハンドロは、途中で、出会った動物たちに話しかけようとするが、なかなかタイミングが合わない。
そしてとうとう丘の頂上までたどり着きました。
そこで、丘の向こうに、高い山を見つけて、「わーっ」と大声を出します。
そして、「こんにちはー」と大きなあいさつができました。
丘からの帰り道、アレハンドロは、道で会う動物たちと、あいさつや話をします。
はしって、うちに帰りました。「ただいまー」
子どもの成長を描く絵本でした。
作者が、アルゼンチンにいた時を思い出して描いたとのことであるが、アルゼンチンにはイノシシが多いのだろうか？
2015年3月15日 発行
発行所 (株)福音館書店
ISBN978-4-8340-8161-9
C8093 \1300E