A・J・フィン 著
池田 真紀子 訳
隣家の殺人を誰も信じてくれない。
そして、アナが夫と娘と一緒に住まなくなった事情が明かされる。
実は、アナが起こした交通事故で、夫と娘は実はもうなくなっている。
アナがなくなった夫や娘のことを生きているかのように話していることから、アナは、実際には起きていない事件をあったと思い込んでいると警察や隣家の住人などから言われる。
アナ自身も、無かったことがあったかのように思っているのではないかと思い始める。
しかし、スマホの写真を見ていて、刺された女性が写っていることに気がつく。
やはり、事件があったと確信したアナは、事件以降の出来事を思い出して、事件を推理する。
味方になってくれる人がいないか考え、刺された女性の息子が、父親のことを怯えており、事件のことを知っているのではないかと、コンタクトする。
アナは、事件を明らかにすることはできるのか、明らかになった時、自分を守ることができるのか？
屋外に出れないと言う制約の中で、事件はどうクローズするのか？ストーリの緊張感が高まる。
2018年9月25日 初版発行
発行所 株式会社 早川書房
ISBN978-4-15-209801-6
C0097 \1600E