チョン・セラン 著
斎藤 真理子 訳
主人公は、私立M高校の養護教諭のアン・ウニョン先生である。
ウニョン先生は、普通の人には見えないものを見る事ができる。
邪悪なものや既に亡くなった人などである。
M高校に、潜む邪悪な存在を、退治してゆく。
先生の武器は、BB弾の銃とレインボーカラーの折りたためるおもちゃの剣である。
この武器に自分のエネルギーを注いで、邪悪な存在と戦うが、エネルギーには限界はある。
漢文の先生ホン・インビョと一緒に生徒にふりかかる禍を取り除いてゆく。
校舎は、インビョ先生のおじいさんが建てたものだが、学校以外を建ててはいけない、建て直すな。インビョを先生にしろ。と言い残して亡くなった。何か曰くありそうな学校である。
ウニョン先生は、インビョ先生が巨大なエネルギーに守られてるのが見えて、インビョ先生からエネルギーをもらう。
物語は、いくつかのエビソードが続く。最初の事件は、男子生徒の首に正体不明のトゲのようなものが刺さっているのを取り除くところから始まる。
それは、得体の知れない動物の爪、うろこ、骨のいずれかのようだ。学校に異変が起きつつあるのを感じたウニョン先生が、原因を探る。
地下に埋まっている何かが原因らしいことを見つけるが、その間に生徒たちが屋上から飛び降りようとし始め、必死に止める。
やがて、地下から正体不明の怪物が出てくる...。
アニメになりそうな感じのストーリー展開と思って読んだが、訳者解説に、Netflixで、ドラマ化が進んでいるとのことだった。
2020年3月26日 第1版第1刷発行
2020年6月11日 第1版第2刷発行
発行所 株式会社 亜紀書房
ISBN978-4-7505-1636-3
C0097 \1600E