かこさとし 作
図書館や本にたどり着く方法を紹介した絵本である。
図書館では、お金がなくても、読みたい本をじっくりと読める。
静かに本を読むだけでなく、お話の会や紙芝居もやってくれて楽しむことができる。
本を借りて、家に持って帰って読むこともできる。
家では、ジュースを飲んだり、おやつを食べながら読むこともできる。
図書館では、探している本がどこにあるかを教えてくれる。本がたくさん置いてある物置とは違う。
でも、図書館が遠い人もいる。そいういう人に、自動車が回ってきてくれるところもある。
でも、本を読みたくないのに無理に読むことはありません。
本が読みたくなったら、本のところに、行けば良い。本はいつまでも待っています。
作者は、日本では、子どもに本を読めと言うが、良書や図書館の状況が恥ずかしいとあとがきで述べている。
本書は、35年以上前に出版されたものであるが、良書や図書館の状況は改善されたのだろうか？
1985年10月1日 初版発行
発行所 株式会社 童心社
ISBN4-494-00937-7
C8736 \980E