ミシェル・クエヴァス 文
(Michelle Cuevas)
エリン・E・ステッド 絵
(Erin E. Stead)
岡野 佳 訳
海辺に届くボトルに入った手紙を配達する郵便屋の物語である。
郵便屋は、遠い村へでも、古い手紙でも、悲しみが滲んだで手紙でも必ず届ける。
受け取った人は心から喜んでくれる。
郵便屋は、自分宛の手紙があったら、嬉しいなと思う。
あて名も届け先もない手紙がきた。パーティーの招待状である。
いろいろな人にその手紙に心当たりがないか聞いて回るが、受取人はわからない。
届けられないのは初めてだ。落ち込んだ。
手紙を書いた人に謝ろうと、浜辺のパーティー会場に行った。
「君もきてくれたんだね！」と言われ、ダンスに誘われる。
郵便屋の心は、ガラスのビンいっぱいに満たされていた。
ハートフルなストーリーだ。
2022年6月25日 初版第1刷発行
発行所 株式会社化学同人
ISBN978-4-7598-2273-1
C8798 \2100E