マリー=オード・ミュライユ＆エルヴィール・ミュライユ 作
(Marie-Aude Murail, Elvire Murail)
クエンティン・ブレイク 絵
(Quentin Blake)
横山 和江 訳
もうサンタを信じていないジュリアンは、お父さんとお母さんをがっかりさせないように、クリスマスの前にサンタにプレゼントのお願いの手紙を書きます。
クリスマスの朝、クリスマスツリーの下で、お願いしたプレゼント見つけます。
ところが、ツリーの下に、もう一つ包みがありました。
包みの中には、木でできた小さな蒸気機関車が入っていました。
サンタクロースが、落としたのかもしれない。
一年後にサンタが、来たら返そうと、大事にします。
そして、次のクリスマスの前に、サンタに「大きくなったので、もうわざわざ来てくださらなくて結構です。」そして、「機関車は大切に預かっていました」と手紙を書きました。
クリスマスの朝、ツリーの下から、手紙は無くなっていました。
機関車の後ろには、小さな貨車が四つ、つながれていました。
サンタからの最後のおくりものでした。
ジュリアンの気持ちが届いたのでしょうか？
2006年10月31日 初版発行
発行所 株式会社 徳間書店
ISBN4-19-862249-3
C8097 \1200E