トレーシー・ニューマン 文
(Tracy Newman)
アビゲイル・ハルピン 絵
(Abigail Halpin)
廣津留 すみれ 訳
イツァーク・パールマンが生まれて、13歳でエド・サリヴァンショーでデビューするまでの物語である。
イツァークは、1945年にパレスチナのテルアビブに生まれた。
イツァークはラジオの音楽で、ヴァイオリンを知るが、パールマン一家は、貧しく、おもちゃのヴァイオリンしか買ってもらえませんでした。
ヴァイオリニストのような音は出ず、悲しみました。
4歳のイツァークはポリオにかかってしまいます。
命は、助かりましたが、トレーニングをしても足は動かないままでした。
しかし、音楽こそ自分にしかない「ギフト」だと知った。
イツァークの想いに応えて、両親は、本物のヴァイオリンを買ってくれ、先生に付けてくれました。
イツァークは、11歳の時にイスラエル・フィルハーモニーにオーデションを受けさせてくれと手紙を出しますが、返事はありませんでした。
エド・サリバンが、イスラエルに来て、オーデションを受けることができました。
そして、エド・サリバン劇場で、演奏することができました。
イツァークから、音楽が、流れ出してくるような楽しい絵本である。
2022年10月5日 第1刷発行
発行所 株式会社 音楽之友社
ISBN978-4-276-21330-2
C8797 \1800E