アシモフ 原作
小尾 芙佐 訳
和田 誠 挿絵
本書は、アシモフの「I, Robot」から4話を選んで、ジュニア用に翻訳出版したものである。
アシモフは、有名なロボット3原則を考え出した人である。
ロボットが、この3原則を守るために、発生する問題をストーリーに描いている。
登場する4台のロボットは、5歳の女の子をお守りするロビイ、340度という暑さの水星で働くスピーディ、人間の心の中が見えてしまうハービイ、人間の代わりにどんな難しい問題でも解決する電子頭脳マシンXである。
ロビイは、女の子を事故から救う。
スピーディは、人の命令に従うという原則と自分を守らなけばならないという原則で、奇妙な動きをする。
ハービイは、人の心がわかり、人の心を傷つけないため、正しくない事を言うようになる。
電子頭脳マシンXは、マシンXを壊そうとする人々を追い払うように事故が起きるようにする。
半世紀近く前の出版であるが、現代のロボットSFに繋がる面白い物語である。
1976年2月20日 第1刷発行
1977年12月30日 第3刷発行
発行所 岩崎書店
ISBN -
C- \780